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スポーツメーカーのランドセルは実際は国内の鞄メーカーが製造している
機能的に優れているわけではなくブランド代の分高価になっている
性能に大きな違いはないので子供が好きなブランドを選ぶのが一番

ナイキやアディダスやプーマなどスポーツブランドのランドセルの比較

ランドセルには、大手メーカーや小規模工房などランドセルメーカーが発売している自社ブランドの他にも、有名ブランドとのコラボやOEMなどの他社ブランドで販売されているものも多数あります。

今回解説する世界的に有名なスポーツブランドのランドセルも、全て国内のランドセルメーカーが実際の製造を請負い、スポーツブランドのロゴを配置したデザインの商品になっています。

基本的には実際の製造を行っているランドセルメーカーの自社商品と機能的には殆ど変わりません。あくまでロゴやブランドが付加価値としてプラスされたものになります。

単純にロゴが入っただけではありますが、実際の製造を請け負っているメーカーの自社商品よりも数万円高い値段付けになっている商品もあり、コストパフォーマンスが優れているわけではありません。

それでもスポーツブランド系のランドセルは非常に人気があり、かなり売れ行きは好調なようです。近年は割と高価なランドセルが人気になっているということもあり、値段ではなくこだわりで購入する家庭も多いようですので、子供が好きなスポーツブランドのランドセルを購入することをためらわないのでしょう。

ただ、あくまでもスポーツブランドのランドセルだから性能が優れているなどというものではなく、ブランド代で高くなっているだけの商品ということは知っておく必要があります。

お財布に余裕があって、かっこいいスポーツ系のブランドのランドセルが欲しいというスポーツ少年であれば、こういったランドセルを買ってあげるのも悪くはない選択です。

現在発売されている世界的に有名なスポーツメーカーのランドセルは、ナイキ、アディダス、プーマの3社です。順番に特徴を見ていきましょう。

ナイキ

言わずと知れた売上高世界ナンバーワンのスポーツブランドであるナイキのランドセルです。

実際の製造はララちゃんランドセルでお馴染みの羅羅屋が請け負っています。当然国内製造の日本製で、品質には全く心配はありません。

国内の中堅メーカーの製造とあって、人工皮革素材はベルバイオ5、新形状肩ベルトと衝撃吸収肩ベルトで背負い心地を追求した構造になっているなど、最新のランドセルの機能をしっかり押さえているので、性能的にも満足できるものです。

お値段も6万円台と極端に高いわけではなく、ベースとなるララちゃんランドセルよりも1,2万円程度高いだけですので、ブランド代が大幅に突出しているわけでもなく割高感はないでしょう。

デザインは無骨でシンプルですが、ナイキのロゴもしっかり目立つ場所に入っていてアピールしています。

アディダス

売上高世界第二位のスポーツブランドであるドイツのアディダスのランドセルです。

実際の製造メーカーは情報がありませんが、製品の特長などから総合カバンファクトリー 榮伸が製造していることが予想されます。当然国内製造の日本製で、品質には全く心配はありません。

OEMを含めると中堅メーカーとしてはトップクラスの製造個数を誇るメーカー製とあって、人工皮革素材はクラリーノ、3D形状の肩ベルトや立ち上がったウイング背カンなど、最新のランドセルには必須の背負い心地を追求した機能をしっかり押さえてあります。キューブ型のボディを採用したモデルも有り、最新機能をいち早く導入している印象があります。

お値段は6万円台~と、だいたい他のスポーツブランドの商品と値段を合わせてきてあります。ただ、3グレードのモデルを用意していることもあり、一番高額なプレミアムモデルは10万円を超える高価なものです。

デザイン的には黒地にカラーのステッチが入った程度のシンプルなもので、アディダスのロゴも目立つ場所に入っているので、しっかりアピールしていますね。

プーマ

売上高は日本のアシックスと並んで世界第三位のスポーツブランドであるドイツのプーマのランドセルです。

実際の製造は、天使のはねでも有名な言わずと知れた最大手メーカーセイバンが請け負っています。当然国内製造の日本製で、品質には全く心配はありません。有名スポーツブランドで製造は最大手メーカーという鬼に金棒の布陣です。

肩ベルトは、当然ながら天使のはねになっていて、背負やすさを追求した安心の性能です。

安い量販店用モデルと高価な百貨店用モデルが有り、量販店モデルですと4万円台で販売しているお店もあり、国内大手メーカーの商品と変わらない価格で非常にお買い得感があります。

より高級感があるデザインの百貨店モデルでも7万円台に収まっていて、スポーツブランド系のランドセルとしては一番お手頃ではないでしょうか。

デザイン的には黒地にステッチやワンポイントでカラーが入る程度の他のスポーツブランド系ランドセルと似たような系統のデザインです。プーマのロゴも大きく入っていてアピールしていますね。

どのランドセルが一番おすすめ?

以上の3社の商品が人気を呼んでいるスポーツブランドのランドセルですが、どの商品が一番おすすめですかと聞かれると、なかなか難しいところです。

デザインは黒地にワンポイントでカラーを入れたもので似ています。製造も国内の比較的大きなメーカーによるものですので、どれが優れていてどれがダメというものでもありません。

実際、肩や背中にフィットする3D形状の肩ベルトや、天使のはねに相当する肩ベルトを跳ね上げた構造の背カンは3社ともに採用されています。人工皮革もクラリーノやベルバイオといった一流のものが採用されています。

こうなってくると後はお値段と好みの問題になります。わざわざ製造を請け負っているメーカーの自社ブランド商品にブランド代をプラスしたお値段で購入するのですから、好きなブランドを買わなければ意味がありません。お子さんが欲しがるブランドのランドセルを購入するのが一番でしょう。

こだわりがなく、とにかくスポーツブランドのランドセルが欲しいだけという方は、安いプーマの量販店モデルで良いのではないでしょうか。国内大手メーカーの一般的な値段と大きく変わらず、製造も最大手メーカーのセイバンとあって、非常にお得感があります。

ただ、百貨店モデルと並べてしまうと、デザイン的に安っぽく見えてしまうのも事実。なかなか悩ましいものですね。

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