ランドセルの大マチのへりの構造には学習院型とキューブ型がある

ランドセルの構造は、一部の特殊な形状のモデルを除いて、ほぼ同じような形状をしています。

あのランドセルと聞いて誰もが思い浮かべるような独特な形状は学習院型ランドセルと呼ばれています。メーカーによって多少の差異はありますが、どのランドセルを購入してもあの基本の学習院型の形状をしています。

形状としては従来の学習院型と大きく異る訳ではありませんが、近年はキューブ型、スクエア型、コンパクト型、ヘリ巻き無しモデルなどと呼ばれる新しい構造のランドセルも登場してきています。

これらキューブ型のランドセルは、パット見では学習院型と大きな差はありませんが、大マチと背当てを縫い合わせた部分(へり)の構造に大きな違いがあります。

従来までの学習院型のモデルですと、大マチと背当てを縫い合わせた部分が出っ張り、この部分に人工皮革素材を巻き縫い付けていました。このランドエルの特徴的な出っ張りを「ヘリ巻き」と呼びます。

新しく登場したキューブ型は、このヘリ巻きの出っ張りを無くし四角い形状になっています。出っ張りがあっても無くても変わらないような気もしますが、近年のランドセルの大型化に伴い外観を少しでもコンパクトにする必要性が出てきたのです。

既に多くのメーカーがA4フラットファイルが収納できるサイズに対応してきており、どのランドセルも非常に大きくなっています。大型化しているにもかかわらず新素材の採用などにより重さはむしろ昔より軽くなっていますが、サイズだけは技術革新で縮めることはできません。

そこで、ヘリ巻きの出っ張りを無くすことで少しでも大きさをコンパクトにしようという流れなのです。ただ、まだ作っているメーカーが少ないことと、新しい物は避けようとする人が多いこともあり、従来の構造に比べて普及はあまり進んでいないようです。

ただ、値段が高いわけでもありませんので、キューブ型のコンパクトさが理解されてくれば今後一気に普及する可能性が有ります。これからの時代を考えると、キューブ型を検討してみる価値はあると思います。

従来までの学習院型のメリット・デメリット

従来までの一般的な構造では、ヘリ巻きの部分が出っ張っていました。今でも購入される多くのランドセルがヘリ巻き有りの従来型のランドセルです。

デメリットから考えれば、やはり余分なものが飛び出しているわけですから、見た目に大きく感じてしまうことです。

背負う分には問題なくても、小さなロッカー等にしまう際に、ロッカーは昔の小さなランドセルサイズに合わせて作られているのに、ランドセルが大型化してしまったためにスムーズに入らないというようなことがあります。

いずれにしても、中に入る容量が同じであれば、外側はコンパクトであるに越したことはない訳ですから、余計な出っ張りがあるという点ではマイナスです。

逆にメリットを考えてみると、購入者の多くが出っ張っている部分に更に皮革を巻いて縫い合わせてあるので頑丈なのではないかと考えているようです。

確かにコーナーの部分というのはダメージを負い易いのは間違いありません。ただ、キューブ型のモデルは補強加工が行われていたり、樹脂の補強金具が付いていたりで強度対策は取られています。

メーカーの方は、ヘリ巻きがあるモデルでもキューブ型でも強度は変わらないと断言していました。ただ、キューブ型が登場してからまだ数年ですので、6年間使用した方の声が沢山届くようになるまで本当のところは分かりません。

もっとも、しっかりしたメーカーのランドセルには6年間保証が付いていますので、万が一壊れるようなことがあっても無償修理してもらえますので、あまり心配は要らない気がします。

新しいキューブ型(ヘリ巻き無し)のメリット・デメリット

新しいヘリ巻き無しのキューブ型の最大のメリットはコンパクトであることでしょう。大マチのサイズが同じであっても、外側に出っ張りがあるのと無いのでは外側のサイズが大きく変わってきます。

今のランドセルは、今のお父さんお母さんが昔子供の頃に買ってもらったランドセルと比較して、大幅に大きくなっています。

昔の小さなランドセルが、ここ10年ほどでA4サイズの補助教材が入るサイズまで大型化し、さらにここ数年でA4のプリントを収納できるA4クリアファイルが入るサイズまで来ました。

学校によってはまだ全く必要ないところはありますが、ついにはA4フラットファイルまで収納できるモデルまで登場し、2017年度モデルからは主要な大手メーカー製もA4フラットファイル対応が標準になりました。

一昔前のA4サイズのプリントや副教材が入る3Lサイズと比べても、最新のA4フラットファイル収納サイズは一回り大きくなっています。

しかし、ヘリ巻きの無いキューブ型なら、中のサイズはA4フラットファイルが収納できるサイズでありながら、外側の大きさは一昔前の3Lサイズ並みに抑えることが出来るのです。これは非常に大きなメリットです。

あまりにも大きくなりすぎた現代のランドセルを少しでもコンパクトに抑えることができますし、狭いロッカー等に収納する際に楽に出し入れすることができます。

一方、考えられるデメリットとしては、比較的近年登場した構造であるため、長く使用した方の声があまりないという点です。この点は数十年の実績がある学習院型ほどの信頼性はありません。

ただ、大手メーカーでキューブ型を製造している某メーカーでは2016年時点で発売開始から8年目だそうですが、6年間保証の修理依頼では学習院型と破損率で差が無いそうです。ヘリが出っ張っていないことで、意外と擦れることがないそうです。

また、きちんとしたメーカーのランドセルなら6年間無償修理の保証が付いているので、壊れるようなことがあっても特に心配は要らないと思います。そのため目立ったデメリットは無いのではないでしょうか。実物を見ても簡単に壊れそうには見えません。

この記事が役に立ったら、ぜひ「いいね」をポチッとお願いします!