土屋鞄など人気工房系ランドセルの争奪戦は7月8月が勝負
来年4月頭に入学するためのランドセルをいつ購入するのかといういうことは非常に重要な事です。確かに入学直前の3月に購入しても問題はありませんし、1年前の4月に購入しても問題はありません。
もっとも1年前の4月ですと前年のランドセル商戦が終わった直後ですので、実店舗のランドセルコーナーは撤去されていますし、ネットにも型落ちなどろくな在庫がありません。
ここ数年、ランドセルは6月頃に売り場の展開が行われ、7月,8月にピークを迎えます。ランドセルというキーワードの検索数を見ても分かりますが、7月8月が圧倒的なピークです。
ここ数年すっかり夏がピークになってしまいましたが、少し前までは秋ごろがランドセル商戦のピークでした。就職活動同様に青田買いが進んいでいるのでしょうか。
実際に人気のある商品から次々売り切れになってしまい、秋ごろになれば数に限りがある工房系や、大手メーカーの商品でもスポーツブランドをはじめとしたコラボ品や、数量限定の高級モデルなどは早々に完売となってしまいます。
もはや秋から情報を集めて選び始めたのでは間に合いません。限定や高級モデルなど、拘りのランドセルを希望する場合は、6月頃から情報収集を初めて7月には購入しないと間に合いません。
今年も7月の商戦開始から早速、限定ランドセル争奪戦が始まっていることがニュースで報じられています。
そもそも必死になって買うほど工房系のランドセルは良いのか
上のニュースの記事内では、「土屋鞄がシステムエラーで買えない」「ネットも電話もパンクしてる」「503エラーとの闘いを制して買えた」など必死に土屋鞄のランドセルを入手しようとするTwitterの声を紹介していましたが、ここまで加熱する必要があるのか疑問です。
そもそも土屋鞄は年間4万本弱を販売しているという噂で、年間90万本といわれるランドセル市場において決して小さな存在ではありません。工房系と呼んでいいのか疑問なほどの規模のメーカーです。
ネット上でも土屋鞄は品質うんぬんよりも宣伝戦略やマーケティングに長けているという話がチラホラと見られます。工房系が限定感や飢餓感を煽って争奪戦を演出しているという面は少なからずあると思います。
そもそも先のニュース記事でも「職人が手作りする上質なランドセルは特に人気が高い」とありますが、別に大手メーカー製のランドセルと大きく違いことはありません。
あくまで限定感に飛びついている人が多いという印象です。物の良し悪しという意味では、3月頃でも十分に買える国内大手メーカー品で全く問題ありません。
後半戦のほうが安いランドセルを買うことが出来るかも
それでも限定のランドセルが欲しい、高級なモデルが欲しいという方は、今すぐにランドセル選びを始めましょう。6年間使うランドセル、なんといっても欲しいものを買うのが一番です。
正直そこまでの拘りはない、普通に6年間問題なく使える普通の日本製のランドセルが購入できれば良いと考えている方は、焦って工房系や限定品の争奪戦に参加する必要もありません。
機能的に問題のない国内大手メーカーのランドセルは秋以降でも十分購入できます。特に1月以降はランドセル工場も閑散期に入るので、格安モデルを登場させるメーカーも一部にはあります。
また、ブランド価値を守るためにランドセルは投げ売りはされませんが、一部店舗では在庫処分で格安で販売されたりすることもあるので、意外な値段で手にすることができるかもしれません。
特に特別感にこだわらず、良い物を安く手に入れたいという方は、時期をずらして少し待ってみるのも手です。
ただ、後になってからやっぱりあれが欲しかったと後悔しないように、今のうちから情報収集だけは行っておきましょう。もしかしたらカタログを見ている内に高級品や限定品が欲しくなるかもしれません。欲しくなってから完売で後悔してももう遅いのです。
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