ランドセルが高くて買えない?格差社会や子供の貧困が話題だけど
バブル以降は横ばいで21世紀に入ってからは下落傾向すら見せていたランドセル価格ですが、近年は再び上昇傾向にあり、昨年の平均価格は4万円前後となったようです。
型落ちやB級品などではないまともな商品で、安いもので2万円程度、平均的な大手メーカー品で3万円台~5万円台、高級なものだと10万円を超えるランドセルですが、それにしても平均で4万円というのは驚きです。
今どき珍しく、殆どの物が日本製の商品ではあるのですが、それにしてもビジネスバッグや普段使いのかばん類と比べて非常に高価な鞄ではあります。
流石に平均購入価格の上昇は上げ止まりつつあるようですが、6つの財布の威力は凄く、当分大きく下落することはないでしょう。
近年は格差社会や子供の貧困などのニュースを耳にすることも多いですが、いくら6年間使うとはいえ4万円もの負担は大きいのではないでしょうか。
下のニュース記事のような、ランドセルの購入が家計に大きな負担になっているという話題もあります。
ただ、記事内容をよく読んでみると、周りに流されて無駄に高いものを購入しているだけという気がしなくもありません。
宮崎県日南市の20代のシングルマザーは勤務先の月収が手取り10万円。この春小学1年生になる長女(6)のランドセルを買えず、相談した両親から5万円を出してもらった。女性は「お下がりのランドセルを使っていた親類の子どもが周囲にからかわれたと聞いて買わざるを得ないと思った。学用品の中でも特に高く、困窮している家庭のことも考えてほしい」と訴える。
とのことですが、ご両親に出してもらったとはいえ5万円は高価すぎる気がします。お金に余裕があるご家庭なら5万円でも10万円でも高級品を買ってあげればよいのですが、家計が苦しいと言っている人が購入する価格ではないですね。
平均購入価格を1万円も上回っています。困窮してる家庭のことも考えて欲しいとのことですが、しっかり選べば2万円台でも十分な性能と質感の日本製のランドセルは購入できます。
ランドセルは高いものを購入しようと思えば天井がありませんが、それなりに値段を抑えたしっかりした商品も用意されているのです。家計が苦しいと嘆く前に、しっかり調べてコスパの良いランドセルを選びましょう。
見栄をはらなければ日本製のランドセルが驚くほど安く購入できます
大手メーカーや小規模の工房を含め、ほとんどのメーカーはむやみにランドセルを安売りしようとしません。国内製造のメーカーですと3万円台からというお値段になります。
しかし、よく調べて探してみるともう一声安い2万円台から国産のランドセルが購入できることが分かります。ランドセル商戦は夏から秋の初めの前半戦は高級品、秋の終わりから冬の後半戦は安い商品が中心となります。
安い商品を狙うなら断然入学直前の1月から3月頃なのです。この時期は売れ残り品を少し安めに販売したりするお店もあり、閑散期の工場の稼働を保つためにメーカーがサブブランドやノーブランドで格安品を製造したりします。
しかし、前半戦のメインとなる高級品や限定品などは早めに売り切れてしまうので、基本的には売れ残り品となります。ただ、特別なこだわりがなければ形は同じ学習院型のランドセルで、機能も大きく違うことはありませんので安心してください。
日本製のきちんとしたメーカーのランドセルでしたら、安くても高くても機能が大きく違うことはありません。あくまでもブランドや見栄えの違いの問題なのです。
商戦も終わりの時期に近づいてくればお得な格安品も出てきますので、焦らずお安く質の高いものを狙いましょう。
また、逆に4月の頭など、その年のランドセル商戦が始まる前の時期も、前年度の商品を格安で放出しているケースも有ります。したがって安いものを狙うなら、入学直前の冬か、気が早いですが1年前の春先ということになるんですね。
見栄を張って高いものを望まなければ、2万円台の日本製ランドセルで十分です。家計の負担と嘆く前に、自分の努力で安くてお得なものを探しましょう。
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