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ランドセルの平均購入価格は4万円前後と結構な高額
高額商品は見栄えやブランド価値の違いなので性能差は値段ほど無い
基本性能がしっかりした日本製で価格が抑えられた良コスパ品がおすすめ
とはいえ、あまりにも激安で品質が伴っていない安物はダメ
親の見栄で高価なものを持たすのではなく長く使える性能の物を

高級ランドセルは値段ほど性能差が無いので良コスパのモデルがおすすめ

まもなく6月に入り、今年もランドセル商戦の幕が開けようとしています。量販店や百貨店の売り場には、色とりどりのランドセルが並び、お値段もピンからキリまで揃っていることでしょう。

一般的なお店に並ぶものですと3万円台から5万円台程度がメイン価格帯で一番の売れ筋ゾーンです。5万円以上は高級品、逆に1,2万円台だと値段重視の方向けの商品になります。

一時はランドセル価格も下落傾向でしたが、近年は再び高いものに注目が集まっていて、4万円前後が平均価格帯だそうです。今世紀始めの2000年ごろには平均価格が2万円台だったことを考えると、格段に高級志向になってきています。

一方、ニトリのランドセルなど2万円前後の格安モデルも相変わらず人気があるそうです。高いものが復調しているとはいえ、5万円を超える高級品を購入するのは一部の方のようです。

いずれにしても4万円というのは非常に高額な商品です。デフレの世の中にあって驚きの高額商品です。一生に一度だから、6年間毎日使うものだからと、少しでも良い物を持たせたいという親御さんは多いようです。

確かに6年間毎日使うものなので少しでも良い物をという考え方は間違っていません。背負い心地や重さなどモデルによって大きな違いがあるのは間違いありません。また、強度なども非常に重要になってくるので6年間保証のついた日本製のランドセルが望ましいのはいうまでもありません。

ただ、こうした性能を満たす商品は2万円台から手に入るということは非常に重要なポイントです。頑丈で6年間使える保証が付いて、日本国内で製造されている日本製で、最新の肩ベルトなど背負い心地を重視した設計になっていて、軽量設計で軽く、デザイン的にも恥ずかしくないレベルのランドセルは、4万円も出さなくても2万円台から購入できるのです。

元々4万円するものが型落ちなどで2万円台、場合によっては1万円台に下がっているということはありますが、そもそも型落ちではない現行モデルで2万円台から十分な性能を持ったモデルも購入できるのです。

例えば下記のページで解説している大手メーカーがサブブランドで安く販売しているようなモデルですね。性能は高いものとほとんど変わりません。

このページのポイント 日本製は3万円台から5万円台が通常の価格でメーカーは安売りをしない 数年の型落ちなどアウ…
randoseru.suit-case.net

もちろん有名なメーカーのロゴが入っていることなどのこだわりがある方も多いでしょうから、そういった方は4,5万円出して有名メーカー製を購入するのが一番です。

ただし、似たような性能のものは、もう少し安い値段でも十分に手に入るよということなのです。逆にこれ以上の値段を出しても、見栄えなどがアップグレードされるだけで性能的には頭打ちなのです。

値段が上がっても性能は頭打ち

上記のような大手メーカーがサブブランドで安く出している格安ランドセルも製造は日本製です。それどころか同じクラリーノを使って同じ工場のラインで製造しているのです。つまり製造原価には大きな違いはないということです。

もちろん全く差がないわけではなく、クラリーノにもグレードや種類があったり、付いている装飾のレベルが違ったり、工程数が違ったりと、コストが全く同じわけではありません。しかし、販売されている値段差と比べると違いは大きくないのです。

つまり、高級品だからといって、値段に比例して性能が優れているわけではないのです。3万円のランドセルと比べて、6万円のランドセルは2倍優れているわけではありません。性能差なんて1割あれば良い方でしょう。

そういうことではなく、見栄えやブランドなど、性能とは異なる部分が付加価値となって価格差が生まれているのです。

ロレックスの100万円の時計はセイコーの10万円の時計より10倍優れているわけではありません。むしろ性能差なんて無いに等しいでしょう。ブランド価値とはそういうものです。

あまりにも見窄らしい安物は子供が可哀想

ということで無駄に高いものを購入する必要はないということなのですが、それでも限度というものがあります。安いものでも良いやということで子供に中国製の1万円のランドセルを背負わせるというのは反対です。

型落ちのアウトレットで安くなった商品を除いて、はなから1万円台や1万円以下の超激安品は流石に質が劣ると言わざるを得ません。

ニトリの中国製の一番安いモデルでも2万円を越えることからも分かる通り、1万円台になると日本製を実現するのは不可能です。多くがノーブランドやショップブランドの中国製になると思いますが、正直質は期待できません。

ネットショップなどの写真ですとそれなりに見えますが、実物を見てみるとアラが目立ちます。せっかくお子さんの新入学なので、安くても良いので、せめて日本製のランドセルを買ってあげたいものです。

あまりにも見過らしいランドセルですと、お子さんが恥ずかしい思いをしたり、場合によってはいじめに繋がる可能性もあります。コスパの良い物が良いといっても限度というものがありますので、質の伴わない格安品は避けましょう。

あくまでも質の割に安い=コスパが良い!商品をおすすめしているのです。

結局は高いものを持たせたいという親の見栄なのです

近頃は少子高齢化の波で、少ない子供にお金をかけるご家庭が多いようで、1人の子供に6つの財布からお金が出るようです。6つの財布というのは、父母、父方の祖父母、母方の祖父母の6人ですね。

特におじいちゃんおばあちゃんがプレゼントでランドセルを贈ることも多いようで、ある程度高額なランドセルが売れ筋となってるようです。

性能差は少ないですが、たしかに高価なモデルほど見栄えがアップグレードされているのは事実です。近年は装飾などが激しいランドセルに人気が集まっていましたので特にその傾向がありました。

しかし、一方でシンプルなベーシックデザインのモデルも再び見直されてきているため、安めのシンプルなモデルでも見栄えで劣ることはありません。

見た目の派手さを好む気持ちもわかりますが、それよりもやはりランドセルとしての基本性能が優れていることが重要なのです。子供の好みは年と共に変わります。1年生と6年生ではまるで好み嗜好は変わります。むしろシンプルでベーシックなデザインのほうが無難な選択なのです。

派手で綺羅びやかで高級そうに見えるモデルを持たせたいというのは結局親のエゴであるケースが多いように感じます。ママ友に対抗したい、子供に少しでも良い物を持たせたいという願望から高級品を購入するケースが多いようです。

本当に高いランドセルが必要なのか今一度検討してみる必要があると思います。繰り返しますが、高級感や見栄えはともかく、ランドセルとしての基本性能は高級品と変わらないモデルは2万円台から手に入るのです。

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