ランドセルの選び方
ランドセルを選ぶポイントは様々です。
頑丈さであったり、軽量性であったり、見た目、値段など様々でしょう。
従来、ランドセルは母親が選ぶケースが多かったようですが、
今日では子供が選択権を持つケースが増えているというアンケート結果があります。
こうなると値段や機能といったポイントよりも、デザイン面で選ぶような傾向になってきます。
6年間使えて、かつ6年間の保証があるのは当たり前のポイントとして、
従来一番重要視されていたのは軽量性でした。
ただ、近年は、女子を中心に色やデザイン面が最大の選択のポイントになっているようです。
6年使える強度を持った(=6年保証がついたランドセル)で、
軽量性やデザインで気に入ったものを選ぶのがおすすめです。
ただ、ランドセルは6年間使うことを必ず念頭に入れる必要があります。
小学1年生になる前のセンスで選んだものが、
6年以上先の小学6年生の3学期のセンスに合うかは難しいところです。
親としては、あまりに奇抜なものや目立ちすぎるものを選ぼうとしている時には、
ひと声かけて親子でよく相談してみたほうが良いでしょう。
①軽量性で選ぶ
ランドセルの素材が天然革から人工皮革に移り変わってきた頃から、
一番重要視されてきたのは軽量性でした。
デザイン面が一番重要視されるようになってきた昨今でも、
軽量性はデザイン面と肩を並べるくらいに重視されています。
昔のランドセルは牛革で1.5キロ位あったように思いますが、
今はクラリーノなどの人工皮革を使い1キロを切るモデルも出てきています。
今はA4サイズが入るように昔よりも一回りランドセルが大きくなっているにもかかわらず、
はるかに軽いランドセルになっているのです。
本革のモデルでも昔よりも軽くなっています。
大体1キロから1.2キロ前後が売れ筋の重さのようです。
1キロを切るなどあまりにも軽いと強度の不安もあるかと思いますが、
6年間保障がついていれば問題ありません。
②デザインで選ぶ
デザイン面は現代では最も重視される選定のポイントです。
今の30代後半以降の親世代が子供の頃は、男子は黒、女子は赤で、
形状はどのメーカーも同じような感じでした。
しかし、今では、形状こそ大きくは変わりませんが、
色は七色で、刺繍がはいったり、装飾品ついていたりと、
見た目にはかなりのバリエーションが出てきています。
前述のとおり、ランドセル選びの主導権が子供に移った今日、
子供が気に入ったものを選ぶのが一番です。
③素材で選ぶ
ランドセルの素材を選ぶことは、軽量性や質感を決めることになります。
もちろん元来使われていた天然の本革は抜群の質感ですが、
水に弱く(もちろんコーティングなどの加工で対策はされていますが)、
重量が重いという弱点があります。
一方、現在では完全に主流となっている、クラリーノを始めとする人工皮革は、
水に強く、軽量であるというメリットが有ります。
天然の皮革の質感と圧倒的な存在感も捨てがたいのですが、
やはり現代では機能性に優れた人工皮革が9割を超えています。
中でもクラレのクラリーノは全ランドセルのうち70%で使われている圧倒的な素材です。
天然の本革にこだわりがなければ、クラリーノなどの人工皮革で問題ないでしょう。
④頑丈さ(6年間保障の有無)で選ぶ
選ぶというより、6年間保障は必須と考えたほうがよいでしょう。
多くのメーカーが6年間の無償修理保証を付帯しています。
もちろんワザと破損した場合や乱雑に使用した場合などは無償修理適用外ですが、
6年間修理の心配をすることなく使えるのは大きな安心です。
また、壊れる可能性が低いことをわかっているからこそメーカーは保証をつけているので、
一定以上の強度を持ったランドセルであることを保証されているようなものです。
6年間保障のランドセルを選ぶことは必須といえるでしょう。
頻繁に壊れるスーツケースなどの旅行かばんと違って、
ランドセルは6年保証が付いているものを購入すれば、
あまり強度を気にする必要はないでしょう。
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