ランドセルの購入は百貨店が良い?量販店それともネットショップ
ランドセルを購入するお店はどこが良いのでしょうか。夏から秋の時期にかけて、百貨店から量販店まで一斉にランドセル商戦が始まります。
高価格帯を中心に取り扱っている百貨店や、標準的な値段のものが中心の大手量販店、超高額商品から激安品まで揃っているネットショップなど、ランドセルを購入できる場は様々です。
付き合いのある鞄メーカの営業の方のお話では、一番売れているのはイオンを筆頭とする量販店で、百貨店は年々減っているそうです。町の鞄屋さんもそれなりに頑張っているそうです。
ネット通販は、こちらのメーカーでは未だ全体の1割ほどだそうですが、年々伸びてきていていずれランドセル商戦の主戦場になるかもしれません。
どこで購入するかは、店頭に並んでいるランドセルの価格帯にも関わってきますので、予めどのレベルのランドセルを購入するのか目星をつけてから、どこで購入するのか検討しましょう。
大手量販店
もはやランドセル商戦の主戦場となった大手量販店。イオンのランドセルは数年前の全盛期には30万本に迫る個数を売りさばいていたそうです。ランドセル市場全体で年間90万本前後と言われていますので、これは大変なシェアです。
イオンだけでこの量です。他にもヨーカドーなどの大手量販店でも沢山のランドセルが販売されています。最近は家具店やホームセンターなど様々なお店でランドセルを取り扱うところが増えてきています。
こういった大手量販店などで販売されているランドセルは、国内の大手メーカーがOEM製造したものが非常に多くなっています。
前述のイオンのランドセルも、セイバンや協和といった国内の大手メーカーが製造を担っています。国内製造の大手メーカー製のランドセルですので、安心して購入できます。
値段帯としては、3万円台~4万円台が中心で、5万円台くらいまでの商品は揃っていると思います。大体4,5万円台が大手メーカーの標準的なランドセルの値段になります。
先述のメーカーの方いわく4万円台が売れ筋なのだそうです。一昔前に安いランドセルがもてはやされていた時代から、少しは単価の高いものに人気が移ってきているようです。
いずれにしても大手量販店は、大手メーカーの標準的なモデルを中心に取り扱っているので、気軽に見に行ってみるには最適です。
街の鞄屋さん
お客さんが大手量販店に流れてしまっている昨今ですが、町の鞄屋さんもまだまだ頑張っています。地元の小さな鞄屋さんの売上は意外とばかにならないそうで、メーカーの営業の方も、夏の時期になると全国津々浦々を飛び回っているそうです。
一見本当に小さな鞄屋さんにしか見えなくても、ネットショップも持っていて大型店舗顔負けの数を販売しているお店もあるそうです。お店は小さく見えても、意外と品揃えはすごかったりするので、一度訪ねてみるのもいいかもしれませんね。
ただまあ、大手量販店と比べると気軽に入りづらいのは確かです。なんか入ったら買わないで出てくるのが少々プレッシャーに感じるのはよく分かります。
どんなお店か事前にホームページで確認してから行くとよいでしょう。
品揃えは本当にお店によりけりです。大手量販店並に揃っているところから、ほとんど商品がないお店まで様々です。
商品ラインナップとしては、大手量販店と同じく、大手メーカーの標準的なレベルの製品が中心です。地元のランドセル工房のランドセルも取り扱っていたりするお店もあります。
百貨店
百貨店も大手量販店同様に、国内大手メーカーの商品が中心です。ただ、全体的に単価の高い高級品が中心です。
メーカー側も、大手量販で売ってる商品とは差別化して、より高級志向のモデルを置いています。高級志向といってもランドセル自体の性能は普及価格帯のモデルと殆ど変わりません。
単純に6年間使えるという性能だけで考えれば、大手量販などで販売されている普及価格帯のランドセルで十分です。
百貨店などで取り扱われている高級モデルは、素材の質感や仕上げ、装飾など、見た目の高級感を重視した作りになっています。
他の子とは一味違う質感のものを持たせたいという、ご両親やお爺ちゃんお祖母ちゃんの見栄が高級志向のランドセルに向かわせている原動力です。
性能や機能性は、普及価格帯の商品と何ら変わりません。メーカーの方が断言していました。
子供が欲しがる云々よりも、他に差を付けたいという親の見栄やプライドが高級志向ランドセルに向かわせるのです。特にお受験をして入るような有名私立小学校では、こういった親の見栄の張り合いはすごいようです。
普通の公立小学校では、あまりに高級なランドセルは逆に浮いてしまう恐れもありますので、周りのお友達がどんな価格帯のものを買うのかよく聞いてからにしましょう。
百貨店では、価格帯的に5万円を超えるような高級志向のモデルが中心のようです。もちろん安価なモデルも置いてあるところがほとんどです。
ランドセル工房
ランドセルは、シェアのかなりの部分を大手メーカー製品や、大手メーカーがOEM供給する流通大手のプライベートブランド品が占めます。
しかし、小規模の工房系のランドセルも根強い人気を得ています。小規模工房は、分業化されている大手メーカーのラインと違い、職人が一つ一つ仕上げているところが多いようです。
こだわって作っているから大手メーカーの商品よりも品質が優れているというわけではありませんが、こだわりの工房は本当にこだわった商品もあるようで、一部の熱心なファンには大変人気があるようです。
他とは違うものをもたせたい、値段以外の違いを出したいという方には人気があるようですね。
こうした小規模の工房のランドセルは年間に製造できる個数が決まっていますので、早めに予約をしないとあっという間になくなってしまいます。春には検討をはじめて夏頃には申し込まないと売り切れてしまうところが多いので注意が必要です。
ネットショップ
そして、近年急速にシェアを伸ばしているのがネットショップです。まだまだ全体の販売数の1割強程度だそうですが、急速に伸びていて存在感を表しています。
ランドセルにはサイズがなく、直接背負ってみなくても購入できるため、比較的ネット通販向きの商品です。それでも直接見て選びたいという方が多いようですが、ちゃっかりお店で見て選んで安く売っているネットショップで購入する人も多いようです。お店からしたら正直たまったものじゃありませんけど。
店舗がなく固定費が少ないので、全体的に安いのが特徴です。
また、在庫を店頭に並べておく必要がないので商品ラインナップが豊富なのも特徴で、ネット上を探し回ればありとあらゆるレベルのランドセルを購入することが出来ます。
驚くほど安い激安品から、百貨店で販売されているような高級品、あるいはそれすら上回る一点物やオーダーメイドランドセルまで手に入れることができます。
最近はお爺ちゃんおばあちゃんが孫にランドセルをプレゼントするケースも多いようで、自宅で気軽に発注できるネット通販が人気のようです。
近くにめぼしいお店がないような方はネットで探してみるのが一番です。品揃えだけで考えれば、ネットに勝るものはありません。
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