ランドセルのデザインについて
今の小学生の親世代の20代~40代が子供の頃は、ランドセルといえばほとんどが同じようなものでした。
特に30代後半以降が小学生の頃までは、男子は黒、女子は赤というのが定番でした。
今の30代が小学生の頃に女子のピンクが出てきて、その後他のカラーが広がっていったような気がします。
今では多種多様なカラーはもちろん、複数の色を組み合わせたコンビカラーも市民権を得て久しいです。
刺繍や型押しでも昔では考えられませんが、今ではスワロフスキーの装飾まで付いている有り様です。
男の子のランドセルはまだ比較的おとなしいですが、女の子のランドセルのデザインの多種多様性には驚かせられます。
ここでは現代のランドセルのデザインの解説と、どのようなランドセルを選べばよいのかを解説したいと思います。
どんなデザインのランドセルを選べば良いのか
どのようなデザインのランドセルを選ぶのかは、完全に個人のセンスの問題になるので、使う本人の欲しいものを選ばせるのが唯一の答えです。
しかし、一つだけアドバイスをするとしたら、あまりに奇抜であったり目立つものを避けたほうが無難です。
子どもの世界は、いえ大人の世界もですが、日本という社会は少しでも違うもの目立つものを攻撃しがちな社会です。
行き過ぎた個性は無駄なトラブルを生みがちです。子供のイジメは昔から無くなることなく続いていますが、そのきっかけは些細な事であったりするものです。個性を殺す必要はありませんが、無駄に目立つのもまた好ましいことではありません。
ランドセルのデザインも常識的な過範囲で派手なものなら問題ありませんが、あまりにも行き過ぎたものは避けたいものです。
また、ランドセルのデザインを選ぶのは、幼稚園の年長さんのセンスです。
一方選んだランドセルは小学6年生の3月まで使うことになります。
5歳のセンスで選んだランドセルが13歳近い年齢のセンスに合うかは微妙なところです。
完全な子供のセンスで選んだものを、半分の大人の年齢まで使うということを忘れてはいけません。
あまりにも奇抜なものは避け、購入した時から7年近く後の6年生の3学期でも恥ずかしくなく使える物を選ぶ必要があります。
男の子のランドセルのデザインについて
男の子のランドセルのデザインといえば、昔は黒1色で飾りのないものでした。
時代が変わりランドセルにデザインの多様性が生まれた現在も、女の子用のランドセルに比べればシンプルなものです。
スワロフスキーなどの装飾品はもちろんのこと、刺繍などが入ったランドセルもそれほど見かけません。
カラーの違いと型押しが入っているくらいでしょうか。
シンプルでバリエーションが少なめだからこそ、目立たずとも質の良さが分かるようなしっかりしたランドセルを選びたいものです。
男子用のカラーについて
昔は黒一辺倒であった男子用ランドセルも、様々なカラーが登場してきています。
とはいえ、女子用ランドセルの多様性に比べると、シンプルなものです。
圧倒的な人気はやはり昔と変わらず黒です。以降、青、紺、深緑といったカラーが人気のようですが、いずれも濃い色が中心になっています。
年々黒の比率が少なくなり、カラーが増えていましたが、黒比率が下げ止まり、依然半数以上の購入者が黒を選びます。
男子のランドセルは、基本的には黒をを選んでおけば無難ということですね。
黒と言っても、単純に真っ黒なランドセルだけではなく、ふちやステッチに違うカラーをあしらったコンビカラーなども人気があります。
女子のようにランドセル全体の色がカラフルなわけではなく、黒を基本としてポイントポイントにカラーをあしらったものがおしゃれです。
型押しなどデザインについてについて
刺繍や装飾など派手なデザインが少ない男子用ランドセルのデザインは、型押しが主なポイントになります。
かぶせに型押しが入っているデザインのモデルも有りますが、あまりにも派手すぎるため、やはり主流は大マチのサイドや前ポケットの部分になります。
型押しはあまり派手過ぎずに個性を出せるので、気に入ったデザインのものを選ぶと良いでしょう。
型押しなどのないシンプルなデザインもまた根強い人気があります。
女の子のランドセルのデザインについて
女の子のランドセルのデザインは、男の子用のランドセルのデザインと比べて実に多種多様です。
カラーバリエーションの豊富さに加え、型押し、刺繍、飾り鋲などの装飾など、昔のランドセルからは考えられないほどにオシャレになっています。
その分選ぶのも一苦労で、基本的には子供が気に入った欲しいものが一番ですが、6年間の使用を念頭に考えると派手すぎるものや奇抜なものはできるだけ避けたいものです。
女子用のカラーについて
男子用のランドセルが、黒やブルーなどが大半を占めるのに対して、女子用のランドセルのカラーは実に多種多様です。
定番の赤系統が2,3割、ピンク系統が4,5割、以下 紫系統、青系統、茶系統などが続き、黒というのもあります。
男子に比べると明るい色から暗い色まで、派手派手キラキラデザインから落ち着いたシックなデザインまで幅広いバリエーションが有ります。
キラキラ派手派手なものが欲しいのか、落ち着いた風合いの高い質感のものが欲しいのかで、全く選択肢が異なってきます。
とはいえ、今だ半数以上が赤ピンク系統の色を選択しているのも事実で、迷ったら無難な赤ピンク系等を選んでおくのが吉です。
女の子のランドセルのカラーは年ごとに流行り廃りもありますので、周りのお友達に相談するなど情報収集も必要になります。
6年生まで長く使うことを考えると、どうしてもそれが欲しい場合を除いて、派手すぎない無難なものの方が良いような気がします。
型押し
男子用同様に型押しは、代表的な装飾です。
ただ、女子用のランドセルでは刺繍など派手目な装飾が中心になりますので、男子用ランドセルほど主流ではありません。
型押しが施されたモデルも、型押しでできた凹凸に塗料による着色が施されたり、スワロフスキーと組み合わされたりするなどのバラエティが目立ちます。
刺繍について
刺繍は、女の子用のランドセルのデザインの決め手になる装飾です。
誰もが目を引く超派手派手の刺繍が施されたランドセルから、落ち着いたシックなランドセルに目立たないようにワンポイントで施されていたりと、応用は無限大です。
今どきは、刺繍の一つもない完全にベーシックなモデルを探すほうが逆に難しいくらいです。
デザインは使うお子さん本人の希望で選ぶのが一番ですが、ランドセル全体にごてごて施されたようなやり過ぎな刺繍には注意が必要です。
強度上の問題というのはほとんどありませんが、刺繍の部分は人工皮革に比べて汚れやすいのは事実です。淡い色の刺繍などには注意が必要です。
また、ランドセルは6年後の12歳まで使用するものです、ランドセルを選ぶ5,6歳の年長さんのセンスで選ぶと、後々恥ずかしくて使えなくなったりする恐れがあります。
どうしてもこれという強いこだわりがない場合は、できるだけベーシックな落ち着いたデザインのものを選んでおいたほうが無難です。
オシャレは服装などでも出来ます。6年間変えられないランドセルは、できるだけ奇抜なものは避けるほうが無難です。ゴテゴテの派手すぎる刺繍には要注意です。
スワロフスキーなど装飾について
刺繍同様に、スワロフスキーやクリスタル、ビーズなどの装飾も派手すぎないように注意する必要があります。
たしかにこれらの装飾が施されたランドセルは派手で目を引きますが、やり過ぎは変に目立ってしまうので注意が必要です。
もちろん今どきのランドセルには、この手の装飾がないものの方が珍しいですから、少しくらい付いているのは当たり前です。
あまりにも、ゴテゴテ付いた奇抜なものは避けましょうということです。
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