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ふわりぃランドセルがコストコで定価の半額程度で売られている
コストコで販売されているのは通常モデルではなく専用モデルだから安い
専用モデルはデザインや質感こそ控えめだが性能的には全く過不足ない
コストコで購入できない方でも、ふわりぃを安く購入できる方法がある

ふわりぃランドセルがコストコで格安で販売されてるけど型落ち?

このサイトでも散々解説してきましたが、日本製ランドセルの適正価格はだいたい4万円前後です。国内大手メーカーの商品ラインナップは3万円台から5万円台あたりがメインになり、平均購入価格は2015年で4万円前後です。

2万円台となると、ニトリなどをはじめとする中国製ランドセルや、日本製ではあるものの型落ち品など、基本的には何らかの理由があって安くなっているものになります。

そんな中、型落ちでもないモデルが格安で販売されているという情報があります。あの会員制大型スーパーのコストコでランドセルが2万円台で販売されているというではありませんか。

最初はニトリと同じような中国製の格安品を販売しているのかと思いましたが、なんと国内大手メーカーの株式会社協和が手掛ける「ふわりぃランドセル」だというではありませんか。

ふわりぃランドセルは、他の大手メーカーと同様に3万円台~5万円台あたりの商品を取り揃えています。ネットを見ていると、時々型落ち品やアウトレットなどを2万円台で見かけることはありますが、現行モデルが2万円台というのは聞いたことがありません。

しかし、確認したところ本当に激安で販売されていました。しかも型落ちなどではない現行モデルだといいます。これは本当に日本製ふわりぃランドセルなのだろうかと疑問に思うほどのお値段です。

ランドセルのお値段が高く維持されているのは、ほとんどのメーカーが日本製であること、6年間使うものなので消費者も妥協をしないこと、変なものだと子供が惨めな思いをしたりいじめの原因になりかねないこと等様々ですが、小売店もむやみに安売りしないことが大きいのです。

独占禁止法がありますのでメーカーが小売価格を制限することは出来ませが、大きな値引き販売をしないというのは暗黙の了解としてランドセル業界にあります。ではなぜコストコはこんな激安価格で販売しているのでしょうか。

コストコの専用モデルだからこその激安価格

理由としては、外資系企業であり業界のしきたりや慣習にとらわれない、圧倒的なバイイングパワーを持っているためメーカーに対して強い立場にある、年会費で儲けるビジネスモデルで販売価格を極限まで下げている等が挙げられます。

メーカーが販売価格を小売店に制限できないとはいえ、メーカーの通常ラインナップの商品を激安で販売するとメーカーは良い顔をしません。小さな小売店ならメーカーから睨まれれば商売ができません。

そんな中いくらコストコが圧倒的なバイイングパワーを持っているとはいえ、コストコだけが圧倒的な激安価格で販売していてメーカーがそれを容認しているということになれば、小さな鞄屋などの小売店からメーカーに苦情が行ってしまいます。

そうしたことを避けるために、コストコで販売されているのはコストコ向けに作ったオリジナルモデルになっているようです。ふわりぃのホームページに掲載されているモデルや、ふわりぃのカタログに載っているモデルを見ても、コストコで販売されているモデルはありません。

オリジナルモデルであるから他の販売店とバッティングせずに安く売れるようです。メーカーいわく性能的には他の小売店で販売されている通常ラインナップのふわりぃランドセルと大きな違いはないそうです。

ただ、グレード的には一番下ですから、派手な装飾や最新の機能などはもちろん付いていません。基本性能は同じですが、メーカーの通常ラインナップのモデルに導入される最新機能などは省かれています。

つまり、コストコの現行モデルであるからといって、ふわりぃランドセルの現行モデルであるわけではないということです。激安で現行モデルが買えるといってもこういうカラクリがあることは知っておく必要があります。

まあ、ランドセルとしての基本機能が大きく異なるわけではないので普通に使う分には何ら問題ありませんが、ふわりぃランドセルの通常ラインアップの現行モデルが激安で買えるわけではないのです。

メリットとデメリット

コストコでふわりぃを買うメリットは何といっても安さでしょう。メーカーの通常ラインナップでは3万円台から5万円台の値段のふわりぃランドセルが2万円台で購入できるのです。

特にふわりぃランドセルが欲しいという希望がなくても、2万円台で購入できる国内大手メーカーのランドセルなんて他にはありません。有ったとしても型落ち品やアウトレット品などです。

ニトリの中国製ランドセルと大して変わらない値段で、日本製ランドセルが購入できるので、とにかく安く購入したい方には良い選択肢でしょう。

デメリットとしては、まずコストコ会員でないと購入できないという点です。コストコは会員制スーパーであり年会費を払って会員にならないと入店も購入もできません。安い安いとは言われていますが、実は食品などは飛び抜けて安いわけではないため、ワザワザふわりぃを買うために会員になるのは馬鹿げています。

また、前述のとおり、メーカーの通常ラインナップの商品と比べて機能性は大きくは変わらないものの、デザイン面や質感などは控えめであるということがあります。価格訴求の商品ですので凝ったデザインではありません。

また、コストを落とすためかカラーラインナップも乏しく、特に個性的なカラーやデザインが多い女子向けランドセルは選択肢の狭さが最大の弱点であるといえます。

あくまで拘りが全く無く、機能的に問題なく使えるランドセルであればなんでも良いという方向けのランドセルであるという気がします。

ふわりぃランドセルを安く購入する方法

デザイン面や最新機能にこだわらなければ、日本製のランドセルを非常に安く購入出来るのが、コストコのふわりぃランドセルであることはお分かりいただけたかと思います。

しかし、コストコ会員になっていない、コストコの店舗が近くにないという方も多いと思います。また、もっと多くのデザインやカラーバリエーションから選びたいという方も居るでしょう。

或いは、超軽量を売りにしている、ふわりぃランドセルを指名買いしたいけど、コストコ専用モデルは嫌だという方も居るでしょう。

そういった方は、百貨店や量販店や街の鞄屋やネットショップで、メーカーの株式会社協和の通常ラインナップのモデルを購入することになります。

しかし、安いモデルで3万円台、最高級モデルで5万円台ですので、コストコモデルよりは随分割高です。しかし、これ以上安く手に入れようとすると数年落ちの商品になってしまうので仕方ありません。

実は、ふわりぃランドセルをコストコモデルに近いくらいの値段で購入する方法は他にもあるのです。

それがオリビエランドセルです。
オリビエランドセルは、株式会社協和が「ふわりぃ」というブランド名で商品展開する前に販売していたもので、現在でもオリビエブランドでこっそりと販売されているのです。

ふわりぃと同じ千葉県野田市にある国内自社工場で製造されていて、コストコのモデル同様に性能的にはメーカー通常ラインナップの製品と比べても劣りません。

デザインはコストコモデル同様にシンプルで落ち着いた感じですが、性能的には全く問題ない日本製ランドセルが2万円台で購入できます。

コストコと比べて女子用モデルのカラーバリエーションが豊富で、お洒落なデザインを自分で選びたい女の子にもオススメできます。店頭にはなかなか並びませんが、ネットショップなどで購入できるのでおすすめです。

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